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sax player、sound producer 中村智由のブログ
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今日は、渋谷spumaでnativeのライブでした。
今日は、いつもと違う編成のライブでハラハラドキドキでしたが、
思いっきりプレイして、いいテンションのアッパーなライブになりました。

来月6月24日にリリースする「futurism」からの曲と、
これまでリリースしたアルバムの中からの曲を織り交ぜて演奏しました。

アンコールをいただき、
須永辰緒さんのプロデュースした作品「modal jazz loves disney」の中で、
僕達がアレンジ演奏しているアラジンのテーマ「a whole new world」をアンコールに応え演奏しました。

音楽関係者の方々も沢山来ていて緊張感のあるライブでしたが、客席の皆さんは、楽しんで下さっている様子で、とても嬉しかったです。

渋谷spumaは、nativeが東京進出するきっかけになったお店で、
6年以上、ほぼ毎月出演させていただいています。
来月で、spumaは現在の場所をクローズすることになりました。
来月は、6月28日(日)にspumaでライブを行います。
6月24日にリリースするニューアルバム「futurism」のリリース記念と合わせて、
現spumaでのラストライブを盛大に行いたいと思っています。

spumaは、それ以降、移転しての再営業を計画中とのことなので、
また新しいspumaでのライブが楽しみです。

nativeは、7月以降も関東でのライブを行います。
しかもビッグイベントでの出演が決まりそうです。
check out! http://www.cnative.com

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今日は、一日曇っていて時折小雨が降ったりして、
なんか寂しい感じの一日でした。

僕は、見た目では神経質そうに見られがちですが、
実際は、そんなに気難しい方ではないと思います。

気分の落差もそこまで激しくないと思うのですが、
今日は、どんよりした天気も重なって、ちょとダウナーです。

ちょと凹んだときに、みんなどんな音楽を聴くんでしょうか?

そういうときに僕がよく聴くのは、
フェイバリットアーチストの一人であるポールデスモンドの音楽を聴きます。

ポールデスモンドといえば、デイブブルーベックカルテットのサックス奏者で「take five」の作曲者として知られていますが、
僕が、好きなのは、ブルーベックカルテットよりもポールデスモンド自身のカルテットで、
ギタリストのジムホールとコラボレーションしているアルバムです。

その中でも特にお勧めのアルバムは、「bossa antigua」と「take ten」で、
今日は「take ten」を紹介します。

「bossa antigua」は、全曲ボサノバのアルバムで全編通して聴くことが多いのですが、
「take ten」は、挿入されている「black orpheus」ばかり何度も聴いてしまいます。
他にも「alone together」「nancy」等、素晴らしい演奏が入っているのですが、
デスモンドの演奏する「black orpheus」は、曲調そしてジムホール、パーシーヒース、コニーケイのサポートがあまりにもはまっていてアメージングとしか言いようがないです。

ジムホールが、これほどまでにシンプルな演奏をしているのは、デスモンドカルテットでしか聴いたことがないです。

ポールデスモンドのサックスは、どこまでもソフトで優しく、歌いまわしもリリカルで、物悲しくも聴こえますが、
でも彼の演奏を聴くと、気持ちが落ち着き、前向きな気持ちになれます。

いわゆる癒されるということかもしれませんが、けっしてヒーリングミュージックではありません。

明日は、nativeのライブが、渋谷のspumaであります。
「black orpheus」を聴いて癒されたので、明日は、アッパーで頑張ります!



今日は、BLACKQP'67でトランペットを吹いてくれている知樹君と二人で練習しました。
借りたコルネットを持って行って、知樹君に吹いてもらったのですが、
ウォームでいい音がしました。
ジャズの発祥時、発祥地ニューオリンズのジャズミュージシャンが使うのはトランペットではなくコルネットだったというのもわかる気がします。

ジャズというと、ミュージシャンの目線だとビバップ以降のモダンジャズを想像してしまうのですが、それ以前のデキシーランドジャズ、スイングジャズもいいです。

先日もyou tubeで、ベニーカーター、ハリースウィーツエディソン、アルグレイ、ミルトンヒントン等スイングジャズミュージシャンのオールスターセッションライブ映像(http://www.youtube.com/watch?v=Qs8yEhYj8kg&feature=related)を見て感動しました。

今日は、トランペットのハリースウィーツエディソンが参加しているナットキングコールの「after midnight」を紹介します。
ナットキングコールは、フランクシナトラ、ベニーグッドマン等と並ぶ、ジャズ界きって大スターです。
50年代の大スターになってからのアルバムは、ビッグバンドやオーケストラを従えたゴージャスなサウンドですが、
それ以前は、ピアノ、ベース、ギターのトリオ編成でギターが4分でリズムを刻むジャイブスタイルでのバンドサウンドでした。
僕は、やっぱり小粋なトリオでのサウンドが好きです。

「after midnight」は、ナットキングコールトリオにドラマーが加わり、曲ごとにサックス、トランペット、バイオリン、トロンボーンのフューチャリングソリストを迎えたアルバムです。

全曲いいですが、ナットキングコールのオハコでもある「sweet lorraine」は、最高です。

このアルバムに挿入されている「lonely one」を聴くと、
昔、社交ダンスのバンドに所属していた頃、
トロンボーン奏者のバンマスが、この曲をソロ曲としてやっていて、
バンマスがこの曲を吹きだす度に
すくっと立ってクラベス(拍子木)を叩かなくてはいけなかったことを思い出します。



今日は、大阪jaz'room nu things(http://www.nu-things.com/)で、nativeのライブがありました。
出演は、nativeとjazzactive(http://jazzactive.net/)

jazzactiveは、メンバーの中に現役大学生もいる若手のnu jazz バンドです。
演奏もフレッシュないい演奏を聴かせてくれますが、何といってもオリジナル楽曲がクールでカッコイイです。

今日は、2バンド対バンということでお客さんも沢山来てくれて、演奏していてとても楽しかったです。
アンコールもいただき、オーナーの阿木さんも気に入ってくれているオリジナル曲「prussian blue」を演奏しました。

nu thingsは、僕が昔パリに旅行したときに行ったジャズクラブのような
お洒落なラウンジ風の
日本では、他に見たことのない素敵な雰囲気のあるクラブです。

nativeで毎月ライブをやっていて、次回は、6月20日(土)に行います。



昨日は、名古屋大須にあるオフィチーナチェザリ(http://officina.cesari.jp/)で
第二、四木曜日に開催されるジャズライブに参加しました。
このセッションのリーダーは、BLACKQP'67のドラマー神谷さん、
あとは、nativeのベースの大久保さん、BLACKQP'67のギターの遠藤君と
気心知れたメンバーでの演奏で楽しい演奏ができました。

最近自分のライブでは、バンドのオリジナル曲を演奏することがほとんどで、
ジャズスタンダードを人前で演奏をするのも、このチェザリでのライブ位です。

いつも第四木曜日のライブに参加していますが、昨日は、第二木曜日に演奏しているメンバーが来れないということで、急遽オファーがあり参加することになりました。

僕は、第二ステージからの参加で、if i should lose you 、stix  、sunny 、i'll remenber aprilの4曲を演奏しました。

チェザリに到着するまで車の中で、ジャズドラマーのロイへインズの60年代のリーダー作「out of the afternoon」を聴いてきました。
その中にちょうど「if i should lose you」が入っていて、聴いていたところで、やろうという話になってグッドタイミングでした。

聴いていたのは、ロイへインズのリーダーアルバムですが、僕の一番の目当ては、そのアルバムに参加している盲目のサックスプレーヤー、ローランドカークです。

今日は、「out of afternoon」と同じ1962年にリリースされたローランドカークのリーダー作「domino」を紹介します。

ローランドカークが、どういう人かというと、
一度に三本のサックスを咥えて、鼻からも横笛を吹き、しかも循環呼吸で息も途切れず吹き続けるという独自の演奏スタイルを持ち、you tube映像-http://www.youtube.com/watch?v=j1UvOLY33lc&feature=related-
トラディショナルでルーツに根ざしつつも、自由な発想でインパクトのある音楽を作り出し、
ジャズのカテゴリーを超えて多くの人に支持され影響を与えている人です。

僕も、ローランドカークの演奏を聴くと、その凄まじいエネルギーにインスパイアーされます。
特に、60年代後半以降のアルバムは、アフロアメリカンのアイデンティティーが強調され、強いメッセージを感じることができます。

今日紹介する「domino」は、60年代前半のオーソドックスなジャズのフォーマットでの代表作です。
ビバップや、コルトレーンスタイルを消化したカークの素晴らしい演奏を聴くことができます。
タイトル曲「domino」は、もともとシャンソンの曲らいしいですが、
その美しく、切ないメロディーを、カークは、フルートとサックスで力強く歌っています。
カークのオリジナル曲でハードバップチューン「roland」もお勧めです。

僕もエネルギッシュなパーフォーマーになれる様に頑張ります!

次のチェザリでのジャズセッションは、5月28日木曜日です。


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