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sax player、sound producer 中村智由のブログ
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先日、東京では、ウィークリーマンションに滞在しました。
初めてウィークリーマンションに泊まりました。
ウィークリーマンションにもいろんなスタイルがあると思いますが、
僕が泊まった所は、6畳位の部屋で、壁にベットが収納され、
隅の方に小さな流しのついた生活に必要な最小限な物を揃えたとてもシンプルな部屋でした。
僕は、ミニマムなものが好きで、泊まった部屋も気に入りました。

音楽もミニマムな音楽が好きです。
今日は、ミニマムな魅力たっぷりの
大好きなチェットベイカーの「the incredible chet baker playas and sings」を紹介します。

チェットベイカーは、トランペッターで、ときに究極のウィスパーボイスで歌います。
その演奏は、無駄がなく、とつとつと奏でる彼の演奏を聴く度に心を揺さぶられます。
チェットベイカーの若かりし頃は、ハンサムでジャズ界のジェームスディーンとも言われるほど人気もあり残された作品もたくさんあるのですが、
僕は、晩年のチェットベイカーの枯れた演奏が好きです。

晩年のチェットが出演している自身のドキュメント映画で
フォトグラファーのブルースウェーバーの監督作品「let's get lost」は、
麻薬に溺れ、破滅的人生を歩きながらも、
ジャズを愛し演奏し続けた彼の生き様を知ることができます。

その映画の中で、イタリアでのチェットのロマンスの相手であるルースヤングの話がでてきます。
その場面で「the incredible chet baker playas and sings」に収録されているチェットとルースのデュエットしている「autumn leaves」が流れます。
アンニュイな二人の歌声は、たまらないです。

他にもこのアルバムには、イタリアのサックス奏者で、
現在もidea6のメンバーとしても活動しているジャンニ・バッソも参加していたり、聴き所満載です。

「ミラノの枯葉」というタイトルで1991年にキングレコードから日本でリリースされましたが、
残念ながら廃盤になってしまったようです。

i tuneや、海外のネットショップでは、購入可能なので、興味ある方はぜひ聴いて下さい。
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僕は、ソプラノ、テナーサックス、あとフルートも演奏していますが、メインではアルトサックスを演奏しています。
そのメイン楽器であるアルトサックスは、ずっと多くのプロミュージシャンが愛用しているセルマーのマーク6を吹いていましたが、
先々月、とある楽器屋さんで試奏して、マーチン社のコミッティーというモデルのサックスを衝動買いしました。

それ以来、かなり気に入ってライブで使用しています。

マーチンは、トランペッターでマイルスデイビスや、リーモーガンが使用していた楽器メーカーとして知られています。

サックス奏者では、アートペッパーが使用していたことが有名ですが、
今日は、ペッパーではなく、
別のマーチン愛好家のサックス奏者アールボスティークのアルバムから「for you(king)」を紹介します。

ボスティークの演奏スタイルは、ジャケットのいでたちからも察しがつく通り、
ジャズと言ってもシリアスな感じは全くありません。

全編グロウトーンで、派手なビブラート、バックのリズムもバックビートをしっかり刻んだシャッフル系のリズムが中心のハッピーそのもののジャズです。

よくジャムセッションでコードチェンジが難しいところからハードチューンとして演奏される「cherokee」も演奏していますが、そんなことを微塵も感じさせないご機嫌なプレイを聴かせてくれます。

最近は、ジャズが、芸術的な音楽になり過ぎている様に感じるので、
こういうエンターテイメントとしてのジャズの歴史もあるということを知ってもらいたいです。






個人のHP http://blackqp.iiyudana.net/ 開設しました。

これまでnativeの活動、イコール自分自身の活動だったので、
バンドのHPがあれば十分だったのですが、

nativeが、今年、活動10周年を迎え、
その活動を通じて身につけたたくさんのキャリアを
この機会に整理したいと思いHPを作成するこにしました。

自分の仕事の内容をHPのコンテンツで明確にしていきたいです。
今後、幅も広げられる様に頑張ります。

ブログでも、ミュージシャンらしくいろいろな音楽について紹介していきたいと思います。

早速、アルバムを一枚紹介します。

ジャズミュージシャンでサックスプレーヤーなら誰もが少なからず影響を受けている
チャーリーパーカーの作品から「south of the border(verve)」です。

このアルバムは、チャーリーパーカーとアフロキューバンのミュージシャン達とのセッションアルバムです。
チャーリーパーカーのアルバムは、古くて録音状態があまり良くなく聴き辛いものもありますが、
このアルバムは、パーカーの音源の中では、比較的音質が良い方だと思います。

内容もラテンのリズミカルな曲ばかりなので、とても聴きやすく、
「charlie parkaer with strings」と並んで、パーカー初心者の人にお勧めです。

「south of the bordaer」にも収録されているパーカーのオリジナル曲「my little suede shoes」をnativeでカバーアレンジしました。
6月27日に発売の新譜「futurism」に収録されます。

チャーリーパーカーの伝記映画でクリントイーストウッド監督作品「bird」もお勧めです。

大学生の頃、友達が紹介してくれた女の子を誘って、この映画を劇場に観にいきました。
そういうの(女の子と映画に行くの)に慣れてなくて、上映中に緊張して何度もトイレに行ったのを思い出します。
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