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sax player、sound producer 中村智由のブログ
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nativeのニューアルバム「futurism」のリリースまであと一ヶ月となりました。
今回、レーベル移籍してtoy's factory music おもちゃ工房からのリリースになります。

現在、レーベルの方がnativeの資料を持ってあちこちで営業してくれているのですが、
その紙資料にも記載している僕からのメッセージです。

 「今年、ネイティヴは、結成10周年を迎えた。
 ネイティヴをやってきたおかげで、たくさんの人に出会えたこと、
 自分達のオリジナルの音楽をたくさんの人に聴いてもらえたこと。
 それが、僕達にとってのかけがえのない財産だ。
 変わっていくこと、変わらなければならないこと、
 変わらないこと、変わってはいけないこと、
 そんな風にこれまでのこと、これからのことをあれこれ考えながら、
 改めて10年の時間の長さを感じる。

 活動当初は、ジャズバーでスタンダードジャズを演奏していた。
 知人のイベントオーガナイザーに誘われてクラブイベントに出演することをき
っかけにオリジナル曲を演奏する様になった。
 初期のアルバムをリリースした頃は、クラブミュージックを意識した生音ジャ
ズバンドは、ほとんどなかったが、
 ここ数年の間に生音クラブジャズバンドが多く出現し、クラブジャズ、ニュー
ジャズという音楽シーンが確立された。
 僕達は、意図してその中に加っていったというよりもジャズミュージシャンと
して活動しつつ、
 より現代的な感覚でジャズを楽しみたいという思いでここにたどり着いた。
 ジャズマスター達が築いた素晴らしい音楽に敬意を表し、ジャズがこの時代に
ポピュラリティーをもち存在するために、
 これからも自分達のジャズを表現していきたい。」
-Tomoyoshi Nakamura/native

最近は、音楽を聴く形態が随分変化してCD業界もかなり苦戦しているそうです。
CDをリリースしても、思うような結果を出すのは、本当に難しい時代です。
その中でも恵まれた状況で、CDをリリースできることを幸運に思います。

nativeの10年間の集大成、6月24日リリースのニューアルバム「futurism」
みんな聴いて下さいね!




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最近は、不況の話題が多くて、さすがに経済的なことが心配です。
好きなことをやって生活していくには、それなりのリスクが伴います。

これまで宝くじとか興味もなく、買ったことがなかったのですが、
よく利用する家の近くのATM機の前に宝くじ売り場があって、
一ヶ月前位から、ATMに寄たっときに、時々宝くじ売り場で、スクラッチを買うようになりました。

これまで2回買って、全部はずれだったのですが、
今日は、1000円分買って、1200円当たりました。

200円得しただけなので、喜ぶほどのことはないのですが、当たることもあるんだと関心しました。
でもよくよく考えて、3回やってるので、結局損してます。

楽してお金儲けしようと思ってもだめなので仕事頑張ります。

どういう生き方をするのが、幸せかというのは、人それぞれですね。
僕は、お金に余裕なくても好きな音楽ができるのが、自分にとっての幸せだと思います。

今日は、ハッピーになれる音楽を紹介します。
クインシージョーンズの「big band bossa nova」です。
このアルバムの一曲目の「soul bossa nova」を聴けば、「これか」と思う人も多いと思います。
コマーシャルや、映画、ドラマのBGMによく使われています。

クインシージョーンズは、もともとは、ジャズトランペッターですが、
プレーヤーではなく、プロデューサー、アレンジャーとして知られています。
現在はジャズの世界でなく、ポップミュージックの代表的なプロデューサーです。

ジャズの場合、どうしても個人の演奏力ばかりにウェイトをおいてしまいがちですが、
僕は、優れたバンドリーダーや、プロデューサーによって構成されたコンセプシャルなジャズが好きです。

「big band bossa nova」は、その典型で、バンドメンバーの人選、選曲、アレンジどれをとってもナイスです。
ボサノバというタイトルの通り4ビートジャズは挿入されていませんが、
絶対にジャズミュージシャンしか奏でられない正真正銘のジャズサウンドで、
ジャズでありながらポップなアルバムです。
ジャズファンの中には、ポップという要素をマイナスイメージにとる人もいると思いますが、
芸術音楽としてのジャズの品格を落とさずにポップに仕上げるセンスが大切だと思います。

「big band bossa nova」という同タイトルのサックスのスタンゲッツのアルバムでゲイリーマクファーランドがアレンジ、プロデュースしているアルバムがありますが、こちらもいいアルバムです。




今日は、一日曇っていて時折小雨が降ったりして、
なんか寂しい感じの一日でした。

僕は、見た目では神経質そうに見られがちですが、
実際は、そんなに気難しい方ではないと思います。

気分の落差もそこまで激しくないと思うのですが、
今日は、どんよりした天気も重なって、ちょとダウナーです。

ちょと凹んだときに、みんなどんな音楽を聴くんでしょうか?

そういうときに僕がよく聴くのは、
フェイバリットアーチストの一人であるポールデスモンドの音楽を聴きます。

ポールデスモンドといえば、デイブブルーベックカルテットのサックス奏者で「take five」の作曲者として知られていますが、
僕が、好きなのは、ブルーベックカルテットよりもポールデスモンド自身のカルテットで、
ギタリストのジムホールとコラボレーションしているアルバムです。

その中でも特にお勧めのアルバムは、「bossa antigua」と「take ten」で、
今日は「take ten」を紹介します。

「bossa antigua」は、全曲ボサノバのアルバムで全編通して聴くことが多いのですが、
「take ten」は、挿入されている「black orpheus」ばかり何度も聴いてしまいます。
他にも「alone together」「nancy」等、素晴らしい演奏が入っているのですが、
デスモンドの演奏する「black orpheus」は、曲調そしてジムホール、パーシーヒース、コニーケイのサポートがあまりにもはまっていてアメージングとしか言いようがないです。

ジムホールが、これほどまでにシンプルな演奏をしているのは、デスモンドカルテットでしか聴いたことがないです。

ポールデスモンドのサックスは、どこまでもソフトで優しく、歌いまわしもリリカルで、物悲しくも聴こえますが、
でも彼の演奏を聴くと、気持ちが落ち着き、前向きな気持ちになれます。

いわゆる癒されるということかもしれませんが、けっしてヒーリングミュージックではありません。

明日は、nativeのライブが、渋谷のspumaであります。
「black orpheus」を聴いて癒されたので、明日は、アッパーで頑張ります!



今日は、BLACKQP'67でトランペットを吹いてくれている知樹君と二人で練習しました。
借りたコルネットを持って行って、知樹君に吹いてもらったのですが、
ウォームでいい音がしました。
ジャズの発祥時、発祥地ニューオリンズのジャズミュージシャンが使うのはトランペットではなくコルネットだったというのもわかる気がします。

ジャズというと、ミュージシャンの目線だとビバップ以降のモダンジャズを想像してしまうのですが、それ以前のデキシーランドジャズ、スイングジャズもいいです。

先日もyou tubeで、ベニーカーター、ハリースウィーツエディソン、アルグレイ、ミルトンヒントン等スイングジャズミュージシャンのオールスターセッションライブ映像(http://www.youtube.com/watch?v=Qs8yEhYj8kg&feature=related)を見て感動しました。

今日は、トランペットのハリースウィーツエディソンが参加しているナットキングコールの「after midnight」を紹介します。
ナットキングコールは、フランクシナトラ、ベニーグッドマン等と並ぶ、ジャズ界きって大スターです。
50年代の大スターになってからのアルバムは、ビッグバンドやオーケストラを従えたゴージャスなサウンドですが、
それ以前は、ピアノ、ベース、ギターのトリオ編成でギターが4分でリズムを刻むジャイブスタイルでのバンドサウンドでした。
僕は、やっぱり小粋なトリオでのサウンドが好きです。

「after midnight」は、ナットキングコールトリオにドラマーが加わり、曲ごとにサックス、トランペット、バイオリン、トロンボーンのフューチャリングソリストを迎えたアルバムです。

全曲いいですが、ナットキングコールのオハコでもある「sweet lorraine」は、最高です。

このアルバムに挿入されている「lonely one」を聴くと、
昔、社交ダンスのバンドに所属していた頃、
トロンボーン奏者のバンマスが、この曲をソロ曲としてやっていて、
バンマスがこの曲を吹きだす度に
すくっと立ってクラベス(拍子木)を叩かなくてはいけなかったことを思い出します。



昨日は、名古屋大須にあるオフィチーナチェザリ(http://officina.cesari.jp/)で
第二、四木曜日に開催されるジャズライブに参加しました。
このセッションのリーダーは、BLACKQP'67のドラマー神谷さん、
あとは、nativeのベースの大久保さん、BLACKQP'67のギターの遠藤君と
気心知れたメンバーでの演奏で楽しい演奏ができました。

最近自分のライブでは、バンドのオリジナル曲を演奏することがほとんどで、
ジャズスタンダードを人前で演奏をするのも、このチェザリでのライブ位です。

いつも第四木曜日のライブに参加していますが、昨日は、第二木曜日に演奏しているメンバーが来れないということで、急遽オファーがあり参加することになりました。

僕は、第二ステージからの参加で、if i should lose you 、stix  、sunny 、i'll remenber aprilの4曲を演奏しました。

チェザリに到着するまで車の中で、ジャズドラマーのロイへインズの60年代のリーダー作「out of the afternoon」を聴いてきました。
その中にちょうど「if i should lose you」が入っていて、聴いていたところで、やろうという話になってグッドタイミングでした。

聴いていたのは、ロイへインズのリーダーアルバムですが、僕の一番の目当ては、そのアルバムに参加している盲目のサックスプレーヤー、ローランドカークです。

今日は、「out of afternoon」と同じ1962年にリリースされたローランドカークのリーダー作「domino」を紹介します。

ローランドカークが、どういう人かというと、
一度に三本のサックスを咥えて、鼻からも横笛を吹き、しかも循環呼吸で息も途切れず吹き続けるという独自の演奏スタイルを持ち、you tube映像-http://www.youtube.com/watch?v=j1UvOLY33lc&feature=related-
トラディショナルでルーツに根ざしつつも、自由な発想でインパクトのある音楽を作り出し、
ジャズのカテゴリーを超えて多くの人に支持され影響を与えている人です。

僕も、ローランドカークの演奏を聴くと、その凄まじいエネルギーにインスパイアーされます。
特に、60年代後半以降のアルバムは、アフロアメリカンのアイデンティティーが強調され、強いメッセージを感じることができます。

今日紹介する「domino」は、60年代前半のオーソドックスなジャズのフォーマットでの代表作です。
ビバップや、コルトレーンスタイルを消化したカークの素晴らしい演奏を聴くことができます。
タイトル曲「domino」は、もともとシャンソンの曲らいしいですが、
その美しく、切ないメロディーを、カークは、フルートとサックスで力強く歌っています。
カークのオリジナル曲でハードバップチューン「roland」もお勧めです。

僕もエネルギッシュなパーフォーマーになれる様に頑張ります!

次のチェザリでのジャズセッションは、5月28日木曜日です。


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