live @ 神戸 theater jazzy 2013/02/17__00:10

昨日は、神戸元町theater jazzyでライブでした。
レギュラーバンドのライブでなく、nativeのベース大久保さん、BQP67のギター遠藤君、奈良の村尾コージさんというメンバー

大久保さん、遠藤君は、毎度お馴染みですが、村尾さんは、約二年振りの共演とあって楽しみにしていました。

お店で村尾さんと久しぶりの再会、リハーサル、その後メンバーで食事に
食事しながら、村尾さんの近況をお聞きしました。
村尾さんには二年前にリリースしたnativeのpossibilityというアルバムでドラムを叩いていただいて、それ以来会っていなかったですが、アルバムリリース直後に、かねてから関心のあったアフリカのマリ共和国に行かれたそうで、アフリカに対する熱い思いを語ってくれました。
マリは、先日起きたアルジェリアの天然ガス関連施設での日本人の巻き込まれたテロ事件で、犯行グループが「マリ攻撃への報復」という犯行声明を出したことでも記憶に新しいんですが、
複雑な国の事情や、そこに暮らす人々の状況、報道では見えてこない現地に行った人でないとわからない観点でいろいろと話してくれました。
音楽を出発点にしてアフリカに深く傾倒する村尾さんは、とてもユニークでエネルギッシュ、久々に会って刺激受けました！

今回のthater jazzyのライブは、二周年記念のライブを行って欲しいと昨年末にオーナーの井上さんからオファーをいただき行うことになりました。
お祝いのライブということだったんですが、
今年に入ってからすぐにお店のスタッフで、井上さんの最愛のパートナーでもある麻奈さんが不慮の事故で亡くなってしまい、お祝いムードでなくなってしましました。
事故から一ヶ月経ったのですが、井上さんは、今なお傷心の様子で（態度には出しておられなかったですが）、ライブで少しでも元気になってもらえればという気持ちで演奏させていただきました。

僕は、普段バンドを中心に活動していて、ありがたいことにいろいろなイベントに誘っていただいて、
沢山のオーディエンスの前でライブを行うチャンスをいただいています。
でも毎回大勢の人の前でライブをしているわけではなく、時にはお客さんが数人しかいないこともあります。
昨日もけっしてお客さんの人数は多くなかったんですが、
オーナー井上さんは、僕の演奏で癒されたと言ってくれました。
そして見に来てくれたお客さんからも、ライブを見て元気が出たとメッセージいただきました。

もちろん大勢のオーディエンスの前で行うライブは気持ちいいんですが、
たとえ少人数でも自分の演奏を期待してくれる人がいて、その人たちが共感してくれたらミュージシャンとしての幸せを感じます。

ミュージシャンとして生きていると、時々その意味を考えます。
自分の好きなことだけををしていていいのかな？　
でも自分の意思にそぐわないことはやりたくない　とか
同業者が感じてる共通の思いだと思うんですが、
自分がどうすればいいのか結論をなかなか見出すことができず葛藤します。

結局は自分のできること、信じる道を進むほかないんですが、
自分の音楽を聴いて共感してくれた人からダイレクトにメッセージをいただくとすごく嬉しくて
やっぱり音楽をやり続けてよかったなって思います、単純ですが、、、。

昨日のtheater jazzyのライブ、あらためて音楽やってきてよかったなと感じることができました！
ありがとうございました！！